おつかれさまです!筋トレサラリーマンりょうたです!
今日はGoogleアナリティクスおすすめの初期設定をご紹介します。
デフォルトの「ビュー」を3個に増やす運用メリット、素早くレポートを開くショートカット、3つ以上の項目を掛け合わせたカスタムレポートの3つを簡単解説します。
- ・趣味を探している
- ・副業に興味がある
- ・ブログに興味がある
①ビュー設定
ブログ黎明期はGoogleアナリティクスを正しく設定していないことがほとんどです。
アクセス数の少ないうちは、自分自身やテストによるアクセスの方が多くなってしまうのでレポートがレポートではなくなってしまいます。
正確なレポートが見れる期間が長いに越したことはないので、はやいうちにビューの設定を済ませておきましょう。分析ができるメリットのひとつはサイトの課題が見えることです。サイトの課題がわかれば、やるべきことも明確になり、サイトの実績も伸びていくはずです。
管理画面

Googleアナリティクスは「アカウント」「プロパティ」「ビュー」の3つの構造になっています。Googleのデモアカウントがわかりやすいですが、ひとつのアカウントに複数のプロパティとビューが紐づいています。
プロパティについては、サイトやアプリケーション単位で登録されます。ブログであれば1つですが、会社HPやECサイトがあれば2つのプロパティになります。なので、ブログで編集するところはビューのみです。
上限数 | |
---|---|
プロパティ | 50 |
ビュー | 25 |
無料版のGoogleアナリティクスでは登録数に上限があります。
プロパティの上限が「50」、1プロパティあたりのビューが「25」なので1アカウントで「1250」のビューを登録できます。
フィルタの登録方法
- ・素データ
- ・テスト環境
- ・本番環境
ビューの作成方法については割愛しますが、新規作成するビューは2つです。
上記の「素データ」はデフォルトのビューなので、「テスト環境」と「本番環境」を新規作成します。
ビュー説明 | |
---|---|
素データ | 何も手を加えないレポート |
テスト環境 | 設定が正しいかどうかを確認するためのレポート |
本番環境 | ノイズを除いた分析用レポート |
自分やテストのアクセスが入ってしまうと、正確な分析ができません。そのためフィルターを設定して、特定のアクセスを除した分析用レポートが必要になります。
また、フィルターが正しく設定されてるかのチェックなどもしたいのでテスト環境も必要です。必ずしも上手く設定できるわけではないので、失敗してもいいレポートとしての意味合いもあります。
設定のミスを「テスト環境」で検知できず、「本番環境」に反映してしまった場合はデータの漏れが発生してしまいます。そこでバックアップとして、すべてのデータが残っている素データも必要になってきます。

①管理>②フィルタ>③+フィルタを追加
ビューの配下にある「フィルタ」からフィルタを追加できます。

[フィルタの種類]…カスタム
[フィルタ フィールド]…リクエストURI
[フィルタ パターン]…=preview
②テストからのアクセスを除く
[フィルタの種類]…カスタム
[フィルタ フィールド]… ISP組織
[フィルタ パターン]…google llc
自分の場合は、ᎳordPressの管理画面をスマホで開くことがあるので、そのアクセスをカウントさせないように「①プレビューからのアクセスを除く」設定をしています。
また、Googleアナリティクスの「ページ速度」というページ読み込み時間をテストすることもあります。テストの度にページビューが増えるので「②テストからのアクセスを除く」設定もしています。
フィルターの内容は、運営サイトによって違ってはきますが、上記は設定しておいて困ることはないフィルターになるかと思います。
②保存レポート

Googleアナリティクスのレポートを開きます。セカンダリディメンションを追加したりなどして、自分が普段見るレポートを表示します。
抽出期間は変更できるので、ディメンションの掛け合わせが決まったら、画面右上の「保存」をクリックします。

保存したレポートは画面左のカスタム内から確認できます。
並び順は作成順で決まるので、レポートが多くなったときは名前に番号を振りましょう。名前のタブをクリックすると番号順に並べることができます。
③カスタムレポート
カスタムレポートを作成すれば、いつでもカスタムした項目でデータを確認できます。
カスタムレポートを使うメリットは3つ以上の項目を掛け合わせてデータを詳しく見れることです。デフォルトのレポートでは、セカンダリディメンションを追加しても最大2つまでになります。

画面左側から[カスタム]>[カスタムレポート]>[+新しいカスタムレポート]をクリックしてください。

今回は複雑な設定は除き、必要最低限の設定でご紹介します。上記の「タイトル」「種類」「ディメンション」「指標」の4つをいじくります。
ディメンションは「区切り」、指標は「数値」のことです。デフォルトでは「ページ」と「ページビュー」を選択しておきましょう。なお、GTMで「クリック」などのデータも見れようにしておくと、掛け合わせる項目数も増えて分析の幅が広がります。
フィルター

どこから「流入」してきて「2ページ目」にどの「ページ」が見られる傾向があるかを見ることができます。応用として「フィルター」を設定すれば「youtube.com」からの流入で多い動線を見ることもできます。動画を視聴するユーザーの傾向に合わせて、2ページ目の記事をリライトしてもいいかもしれません。
フィルターは「一致」か「除外」、入力したテキストに「完全一致」か「正規表現」を選択できます。例えば、「youtube.com」の参照元だけを見たいときは「一致」で「完全一致」を選択して、「youtube.com / referral」と入力します。
ちなみに「正規表現」とはワイルドカードを使用して柔軟に指定できる機能です。「youtube.com」と入力すれば「youtube.com」を含むデータ、「^youtube」と入力すれば先頭が「youtube」に一致するデータを抽出することができます。
今回ご紹介した「参照元」以外にも、「時刻」や「地域」などの項目を追加できます。
まとめ
ブログを始めてから今まで、Googleアナリティクスを開くたびにレポートを開いていた方もいるのではないでしょうか。
1〜2つのレポートしか見ないのであれば問題ないですが3つ以上レポートを見る人には保存レポートがおすすめです。
分析はあくまでブログの補助的なものなので本業に時間を割くためにもショートカット機能は必須ツールです。
それではおつかれさまでした!