知覧特攻平和会館に続き、日本人のバイブルを見つけた。
AK-69こと武士尋己の「START IT AGAIN」という著書だ。
今でこそ「HIP HOPのキング」なんて言われているが「エーケーはセルアウトだ」なんて言われていた時代から聴いているからこそ、その道は険しく平坦ではなかったと思っている。
「努力をすれば夢は叶う」なんて綺麗事だが「努力をしない人間が夢を叶えることは絶対にない」と言い切れる。
自信を失った人、先が見えない人へ贈る、超リアルな自己再生の書になる。

りょうた
男性向けイメージコンサルタント
- ・16タイプパーソナルカラーアナリスト®
- ・骨格診断ファッションアナリスト
- ・顔タイプアドバイザー1級
- ・顔タイプメンズアドバイザー
- ・ボディコンテスト入賞
- ・結婚相談所公認パートナー
- 1 レビュー
- 1.1 険しい道とラクな道があれば、必ず険しい道を通ってきた
- 1.2 なんとなく馴染みのある奴らのほうに戻っちゃう
- 1.3 想像と妄想は違う
- 1.4 同じことを繰り返していたら、年を食ったらおっさん感が出てしまう
- 1.5 間違ったことをしていない人間の邪魔は誰にもできない
- 1.6 めざした山をいざ登ってみたら、もっと高い山が見える
- 1.7 大切な人との残された時間を思えば、きっと考え方も変わる
- 1.8 人間に最後まで残るのは名声欲
- 1.9 大きい事務所に入ってできることを、今のままやれるほうがかっこいい
- 1.10 本気でかっこつけるっていうのは
- 1.11 他人は往々にして「即効性の高い結果」を見がち
- 1.12 あらゆる意味で強かった日本人が今は激弱
- 1.13 人が見ていないところのほうに真価が問われる
- 1.14 HALEOとLYFT
- 1.15 たんぱく質
- 1.16 食生活にさらに気をつけるようになったのは子どもができてから
- 1.17 自分との約束を何回も破っていたら自分のことを信じられなくなる
- 1.18 その人にはなれなくても自分のオリジナルにはなっていく
- 1.19 YZERR
- 2 サイバーエージェント代表取締役 藤田晋
- 3 格闘家 朝倉未来
- 4 格闘家 朝倉海
- 5 私の活動について
レビュー
険しい道とラクな道があれば、必ず険しい道を通ってきた
これまで目の前に険しい道とラクな道があれば、必ず険しい道を通ってきた。なぜなら、そっちを成し遂げたほうがかっこいいから。勝ち上がりづらい方程式で勝つからこそ価値が生まれる。

岡本太郎の「迷ったら、危険な道を選べ」を思い出しますね。
なんとなく馴染みのある奴らのほうに戻っちゃう
いくら「真面目になろう」とか「ちゃんとしよう」とか心を改めても、生きる目標なんかないし、したいことがなくて退屈だと、ただ自分のしたいように生きるだけになる。
そうすると、なんとなく馴染みのある奴らのほうに戻っちゃう。人間は弱いから、結局環境に流されていく。
そんなとき、ひとつでも打ち込めるものがあると、どういう友達がいようが境遇だろうが関係なくなる。全部が自分事で自分の責任になっていく。

私の経験談としても、筋トレに打ち込んでからは人間関係も変わったし、自分自身も変えることができましたね。
想像と妄想は違う
念のため伝えておきたいのは、当たり前のことだけど、想像と妄想は違うってこと。ずっと家に引き籠もっているだけの奴が、いくら喧嘩が強い自分を思い描いたところで腕っぷしは強くならない。それは妄想にすぎないんで。
自分が今していることや、置かれている状況をさらによくしたいと思ったとき、イメージして実際に試してみる。ただの妄想とは全然違う。

想像も妄想も、行動の前座でしかないということですね。
同じことを繰り返していたら、年を食ったらおっさん感が出てしまう
同じことを繰り返していたら、年を食ったらおっさん感が出てしまう。世界的な話題を集めているラッパーは、音楽以外にもデカいビジネスをもっている。
ファレル・ウィリアムスはLVMH(ルイ・ヴィトン)と仕事をしたり、ジェイ・Zだったらいくつも会社を買収していたり、地元のNBAチームのオーナーになったこともあるし、そうして名実ともにビジネスマンとしてもバカデカい規模に向かうことで人間としてもデカくなって、その人がラップをやるからこその説得力みたいなものがハンパない。

家と会社を往復するだけのサラリーマンには耳が痛い。
間違ったことをしていない人間の邪魔は誰にもできない
間違ったことをしていない人間の邪魔は誰にもできない。それまで正しい手続きを踏んできたからこそ、力を貸してくれる人が次々と現れて、絶体絶命な状況でもひっくり返すことができた。

これまでの企業案件もそうだったが、結婚相談所からコラボの声をかけてもらったのもそう、誰かは必ず見てくれているということ。
めざした山をいざ登ってみたら、もっと高い山が見える
めざした山をいざ登ってみたら、もっと高い山が見える。それをどうやって登ろうか、クルーたちと一緒に考えて、足りないものを補うチャレンジがまた始まる。達成感は、登り終えたその瞬間だけ。登っては次の山、次の山と終わりがない。その繰り返し。

細マッチョになったときの達成感に似ている。
大切な人との残された時間を思えば、きっと考え方も変わる
マジで気分が悪い。さらにあとから自分の言い分みたいなのを長文のメッセージで送ってこられると、俺も言い分があるわけだし、余計にムカつく。
でも、「もしコイツが明日いなくなるとしたら、こんなのはどうでもいいことだよな。小競り合いしてたことすら愛おしくなるだろうな」って思ったら、色々言いたいことがあったけど、「俺はお前のことを幸せにするために生きてるから、道理がどうであろうとお前が思った気持ちを優先するから。ごめんな」って素直に謝れる。そうすると相手からも「わたしのほうこそごめんなさい」って言葉が返ってくるものだ。
子どもにしても同じで、言うことを聞かないし、うるさくてムカつく瞬間もあるけど、もしほんとうに愛する人がいなくなってしまったとしたら?
誰だって「頼むから時間よ、戻ってくれないか」と思うだろう。人間は未熟だから腹が立つこともあるけど、大切な人との残された時間を思えば、きっと考え方も変わる。

「死」というのはストレートすぎるので、人生という作品の「納期」を考えるようにしている。納期遅れのないよう、本当にやるべきことだけを決める。感情的になっている暇って、意外とないんだなと。
人間に最後まで残るのは名声欲
サイバーエージェントの藤田(晋)社長がこんなことを言っていた。
「どれだけお金を稼いでも、人間に最後まで残るのは名声欲だよ」
大成功を収めた経営者でも企業は有名でも、本人の知名度は低いケースがある。すると、一緒にゴルフ場に行っても藤田さんとは周りの人の認知度が違う。だから、巨万の富を得たあとも有名芸能人と交流したがったり、飲み屋で豪快にお金を使ったり、SNSでお金をばら撒くことで自分の名前を売って、名声欲を満たしたい人がいるのだろう。

民主主義において、人気者に勝てるのはそれを超える人気のある者だけ。他の者が文句を言ってもやっかみにしか聞こえない。
大きい事務所に入ってできることを、今のままやれるほうがかっこいい
「もしかして、俺は今チャンスを逃そうとしているんじゃない?」って自分で自分を疑いそうにもなった。
でもその日の夜、湯舟に浸りながら「いや、違う違う。大きい事務所に入ってできることを、今のままやれるほうがかっこいいだろう?」って自分の信念ともう一度向き合って、おいしそうな話も全部断って、名古屋在住でインディーズのままメジャーアーティストに対抗するというモットーを掲げたことがいちばん自分を成長させてくれた。

今では聴けないが、AK-69は「メジャーかインディー」とか「地方馬」というリリックが多かった。正直、昔のAK-69を聴いていないと、成功者の結果論にしか聞こえないかと思う。売れ線だとかフェイクだとか言われやすい時代を生き抜いている。
本気でかっこつけるっていうのは
俺は10代のころ、「がんばる」「真面目」「努力」という言葉が大嫌いだった。それがヒップホップを始めて、「本気でかっこつけるっていうのは真面目に、あきらめない気持ちをもって、努力し続けることなんだな」って気がついていった。一生懸命自分のしていることを務め上げる。それをやり続けること以上のかっこよさはない。

かっこつけるのにかっこつける必要はないということだ。逆進次郎構文か。
他人は往々にして「即効性の高い結果」を見がち
他人は往々にして「即効性の高い結果」を見がちだから。
それはもちろん、俺のことを考えて、俺の活動がうまくいくようにと思って言ってくれていることだけど、当事者としては「自分の人生」という長期スパンで物事を考えている。

筋トレもダイエットも同じだ。サプリメント、激痩せダンス、たった1分で腹筋が割れるだとか、即効性の高い結果などそもそもない。
あらゆる意味で強かった日本人が今は激弱
戦争に負けたことで、強く美しい日本人の精神はGHQの政策で骨抜きにされてしまった。歴史の教科書は日本人としての誇りがもてないような編集がされ、GHQがプログラミングした「戦後民主主義」によって日本の憲法、政治、経済、軍事、マスコミに至るまで改悪されてしまった。
もともと日本は「こいつらハードが強すぎる」と世界から恐れられた国だし、各分野での技術の高さから「頭が良すぎる」と一目置かれた国だった。あらゆる意味で強かった日本人が今は激弱になって30年間も経済が停滞してしまった。

「全米が泣いた」とか「I♡NY」とかアメリカの洗脳教育で溢れている。日本の国旗には誇りを持たず、なぜか純日本人がアメリカの国旗をドヤ顔で身につけていたりもする。日本の会社よりも、マクドナルドやスタバが我が物顔でシノギをしている。
人が見ていないところのほうに真価が問われる
手を抜こうと思ったらいくらでも抜けるのが今の時代。じつは人が見ているところではなく、人が見ていないところのほうに真価が問われるのだ。そのなかで、どれだけ挑んでいるのかがその人の人生の縮図になる。

ボディメイクで「頑張ってるアピール」に必死になっていると、人が見ていないところでサボりやすくなる。細マッチョだとか、体脂肪率10%だとか、自分で言っている知り合いもいたが見た目でバレている。
HALEOとLYFT
最初は、演出や拡散の仕方、歌の練習、筋トレも含めてなんでも自己流から始まった。それが合っているのかどうか、正しいかどうかはわからない。ただ闇雲にトレーニングをしているなかで、紆余曲折を経て辿り着いたのが、HALEO DAIKANYAMAと表参道のLYFT GYMだった。今は週2〜3日はLYFTで筋トレをして、週1でHALEOとピラティスにそれぞれ通っている。
HALEOではトップアスリートたちと一緒にトレーニングするときもあるし、「ファイタートレーニング」といってプロの格闘家たちに混ざる日もあって、自分で望んでやっていることとはいえ、HALEOに行く日はめちゃくちゃ憂鬱になる。

AK-69のパーソナルトレーナーのSNSで間接的に見ているが、本当に週2〜3くらいで通われている。一流の人間が筋トレをしているのに、一般人が筋トレをしなくていい理由がどこにあるのか。
たんぱく質
たんぱく質も家では基本的には鶏と魚のみで調味料は塩コショウや塩麹しか使わない。塩も海塩で自然に乾燥させたものだ。
水は水質汚染のことを懸念しつつ、ミネラルウォーターの銘柄も決めていて、もちろん料理も全部その水でつくる。
そして基本的には16時間は何も食べない。20時には夕食を終えて、翌日の昼12時まで16時間の空腹状態にする、いわゆる半断食。免疫力と回復力、蘇生力は空腹時に最大化されると言われているからだ。
寝る前と朝起きたときに、重曹、クエン酸、海塩を溶かした水を飲む。クエン酸には血液をサラサラにしたり、臓器を丈夫にして疲れにくくしてくれる働きがあって、その効果は重曹を一緒に摂ることでさらに増す。

まずは精製塩を天然塩に変えるだけでもいい。ピンクソルトにはミネラルも含まれている。塩にはこだわろう。
食生活にさらに気をつけるようになったのは子どもができてから
食生活にさらに気をつけるようになったのは子どもができてから。自分の身体も大切だけど、それ以上に家族の健康が大事。それで日本の農薬のことだったり、遺伝子組換えとかゲノム編集された食べものがいかに悪いかということを調べていった。
そういうものをできるだけ排除した食生活をすると、やっぱりメンタルとか身体の丈夫さが全然違う。だから俺はマジで風邪を引かない。ちょっと喉が痛いとか、ちょっと咳き込むなっていうことはあっても、熱は出なくなった。体調を戻すコントロールがつくようになったのだ。

自分、パートナー、子供のためにも、健康リテラシーは高めておくべきです。定期的にセミナーを開催しているのと、パーソナルトレーニングや食事指導などもしています。思い立ったが吉日です。
MENS IMECONFASHION × FITNESS仕事と恋愛、スーツと洋服、"かっこいい"は理論で言語化できる、再現性の時代。流行を押し付けるのではなく、お客様の目的に合わせて、お客様に[…]
自分との約束を何回も破っていたら自分のことを信じられなくなる
そうは言っても、人間は弱いから、誓いを立ててもすぐに破ってしまうだろう。俺もそうだった。
でも、自信とは、読んで字の如く「自らを信じる」こと。人の約束を何回も破る人間を信用できるかと言えばできない。それとまったく一緒で、自分との約束を何回も破っていたら自分のことを信じられなくなる。
やっぱり、自信をつけたい、自分を変えたいっていう意思があるんだったら、まずは自分を裏切ってはいけない。

自分との約束は守ろう。
その人にはなれなくても自分のオリジナルにはなっていく
あきらめずに進むことで、何かしらの形にはなる。それは自分のフィルターを通したもので自分の表現であって、それこそが価値のあることだと気づくだろう。
剣道の世界では百錬自得という言葉があるけど、とにかくやり続けることで、その人にはなれなくても自分のオリジナルにはなっていく。

インフルエンサーの真似をするのもいい、流行の服を着るのもいい、最後は「自分らしさ」に行き着く。自分の素材を活かさないと、自分じゃなくてもいいとなってしまう。
YZERR
そして、この「START IT AGAIN」に俺と同じような環境からのし上がった奴の声を入れることによってまたひとつ若い世代の心にさらに寄り添った、リアルなものになると思い、新たにYZERRを迎え入れた。
双子の兄のT-Pabowが高校生RAP選手権に出て勝った時期に、YZERRは地元のしがらみを一手に引き受けて、自分は家にも帰れない生活をしていた。泊まるあてもなく、橋の下で俺がファンサイトにアップしているブログを読みながら、「START IT AGAIN」を聴いて涙する夜もあった。
その後、親戚を頼ってニューヨークへ行ったときに、たまたま「イケてる日本人がいる」と思って見かけたのが俺だったらしい。もちろん俺はそのときのYZERRを認識していなかったけど、そのときの「俺もああいうふうになりてえ」という想いを込めてできた曲が、BAD HOPが東京ドームで解散ライブをやる直前にできた「SOHO」(feat. YZERR & AK-69)。

SOHOの近くにあるリトルイタリーで食べたパスタとピザが美味しくなさすぎた思い出がある。アメリカもすごい国だが、日本はもっとすごい国だと気づかされる。
サイバーエージェント代表取締役 藤田晋
ラッパーの言葉はリアル。
嘘くさい社長の綺麗事より、AK-69の方がよっぽど信頼できる。
これは金、車、家、ファッション、自社ビル、女、アーティストとしての成功。
その全てを手にしていった男の物語だ!

サラリーマンとして同意見。あれば話し合う相違点。
格闘家 朝倉未来
男としてカッコよく生きるAK-69さんの生き様・考え方が感じ取れる一冊でした。

ブレイキングダウンはアフレコ動画集しか見たことがないので本編も見てみます。
格闘家 朝倉海
僕の入場曲でもあるForever youngの「今日という日はお前に残された人生の一番若い日」という歌詞は、デビューから21年経ってもなお常に一番かっこいいAK-69さん自身を体現していると思います。
この歌詞から僕も”今この瞬間を全力で生きる”大切さを教えてもらいました。
AK-69さんの著書が何かに挑戦する多くの人々に届いて欲しいです。

フォーエバーヤングも聴いたことがないので聴いてみます。
私の活動について


合計100万円と10,000時間かけたモテと垢抜けの理論を1本の記事にしました。結婚相談所公認パートナーとして、男性でも女性でも無料相談を承っております。単発でファッションやボディメイクもサポートしています。お気軽にDMください。